中国で3月1日に長江保護法が施行されました。長江流域の生態保護を目的とした法律です。
長江より「揚子江」と聞くほうがなじみがある方もいらっしゃるかもしれません。青海省のチベット高原から大陸を流れ東シナ海へ流れる中国最長の大河です。
その流域には成都、武漢、上海などの大きな工業都市・商業都市があり、流域の人口も4億人以上です。近年は水質の悪化が懸念されています。
日本は中国から多く輸入に頼っており医薬品業界でも原料などの供給を受けている会社は多く存在します。グローバルサプライがもはや当然の近年、何がどう供給の遅延や停止として影響してくるかわからないので油断できないのです。医薬品は安定供給が第一ですので、こういった諸外国の規制状況にもいち早く気づき、対応していかないと後で大変なことになったりします。
中国に製造所を複数持つメーカーに早速聞いてみたところ、うちは長江から離れているし今のところこの規制による影響は無い、と回答があり、とりあえずホッとしました。
中国は急激な経済拡張に伴って環境規制も強化しているので日々目が離せません。
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