最近介護保険に関わるようになりました。
介護保険の介護サービスを受けるためにはまず初めに市区町村へ要介護認定の申請をする必要があります。
これが訪問調査などもあり結構時間がかかるんです。3週間から1か月くらい。
その間にあれよあれよと色々なことが出来なくなっていくのです。
要介護度を変更するためにする区分申請についても同様。3週間から1か月くらいかかります。
この間にさらに進むのです。
昨日はベッドから上体を起こしていたのに次の日は起こせなかったり。
一瞬だけでも立ててたのに一瞬たりとももう立てなくなっていたり。
その日の調子によるときもあるかもしれませんが、その日を境にできなくなってしまうことも多く…
適正な介護サービスを受けられるようになるまでのこのギャップの期間、もう少し短くなると助かります。
まさに子育ての正反対。ハイハイからよちよち歩きが出来るようになり、一人で歩いたり走ったりできるようになり、というのが乳幼児ですが、それとは逆行して退行していくのです。
少子高齢化が進んだ2040年の世界では団塊の世代が90歳、団塊ジュニア世代が65歳となり見渡す限り老人となるそうです。
今から2060年頃まで多くの高齢者が亡くなる期間が続きます。
亡くなるまでの10年間くらいは介護が必要になると仮定しても介護スタッフの慢性的な人手不足となりそうです。
施設に入るにしても都内であれば介護職や看護師常駐の老人ホームは月に30万以上することもざらです。
施設に入れない場合の介護は結局家族が自宅で引き受けることになる。この場合も肉体的金銭的な負担が大きい。
人手不足解消のために、AIを駆使した介護支援ロボットなどを導入している老人ホームもあります。
直接の介助はまだ難しいみたいですが、夜間の見守りなどを行い、転倒や事故の件数を減らしたりホームスタッフの業務効率化に活用されるようです。